シルクスクリーン【作業工程】


STEP1

  プリントするデザインを色毎に透明なフィルムにプリント色に関係なく光を通さない黒で出力します。

 

STEP2

   出力したフィルムをスクリーンに貼り付けて専用の露光機で強制的に紫外線を当てます。
スクリーンには感光乳剤が塗られており、感光乳剤は紫外線で硬化する性質がある為、フィルムに出力された黒い部分以外が固まって層になりスクリーンに固着します。
フィルム黒い部分は紫外線を通さない為、プリントする柄部分のみ感光乳剤が硬化せず、インクを通す部分(孔)となります。
 紫外線を当てた後に水で乳剤を流します。フィルムで紫外線が当たらずに硬化しなかった部分の乳剤が流れ落ち、プリントする部分(孔)のみインクを通すメッシュ状の版が完成します。

 

STEP3 

   完成した版を使用してプリント作業に入ります。
プリントはスキージと呼ばれるウレタン製の専用のヘラを使用します。
版の孔の空いていない部分にインクを乗せ、スキージで版面の上部へ移動させて孔の部分のスクリーンの目をインクで埋めた後、スクリーンを紙面に下ろしてスキージを手前に引くことで、インクが孔の部分を透過して孔の形に画像が刷られます。

STEP4

   プリントされたBODYを作業代から外し、インクを乾燥させます。
多色プリントの場合、1色プリントした後にこの工程を繰り返します。